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新しい年を迎えた。正月3日間の全国の主な神社仏閣に訪れた人出は、昨年に比べて相当多かったという。さて私は例年ご当地杉並・大宮八幡宮(写真)に初詣をしている。ここの近くにバードサンクチュアリで有名な和田堀公園があるが、そんな立派な公園ではなかったが、私は小学生の頃からよく父に連れられて釣りをしたり、自転車で遊んだりと我が家の庭のようでもあった。今でも散歩コースでもあるので大変親しみがある。 父は晩年足腰がめっきりと弱ってしまったが、それでも入院するまでは欠かさず参拝に行った。使い古した杖に替えて新品の軽い杖を贈ったが、すこぶる喜んで使ってくれた。その父が亡くなり3年が経つ。今その杖を私が使う羽目になっている。

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2月に入り、各地の梅の便りが届いてきた。東京・世田谷の閑静な住宅地の小高い丘にある、区立羽根木公園の一角に小規模ながらよく手入れされた梅林があり名所となっている。60種700本のこの梅林には世田谷にゆかりのある女流俳人・中村汀女の句碑、菅原道真の「飛梅」など梅にちなんだものも多い。「梅まつり」開催中は盆栽展、模擬店、植木市のほか野立や歌舞ショー、俳句大会などが行われ、大勢の観梅客で賑わう。新宿〜箱根湯本を走る小田急線梅ケ丘駅から徒歩5分。今年の「梅まつり」は2月3日〜25日まで。(俳誌「風花」主宰で明治33年熊本生まれの中村汀女は昭和12年から昭和63年没までこの近隣に住んでいたという。碑に刻まれているのは『外にも出よふるるばかりに春の月』の句で昭和21年作)

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1月度でも記したが、東京・杉並の大宮八幡宮沿いの善福寺川を挟んで和田堀公園がある。私の少年期には「ひょうたん池」と呼ばれ、中の島に渡る橋が架かっていた。ボート遊びも出来た。今は杉並区の管理で貴重なバードサンクチュアリとなった。池の周りは四季の花を楽しめる。この池には人にすっかりなついた家鴨(あひる)がいて、留鳥の鴨と交配したのか、ある年には子連れでのんびりしていた。ちょうど木瓜(ぼけ)の花が咲く頃だったと記憶している。木瓜は中国原産で平安期に渡来したとされるバラ科の落葉潅木。枝に棘があるのが特徴。写真の木瓜は「緋木瓜」。紅白まだらの花をつけるのは「更紗木瓜」。他に「白木瓜」や「蜀木瓜」など種類は多い。いかにも春を告げる花と言える。

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通常、木蓮・木蘭(もくれん)と言うと紫木蓮・紫木蘭(しもくれん)を指し、白い花をつけるのは白木蓮・白木蘭(はくもくれん)である。白れんとも言うが正確には別種。白木蘭の白色が真っ青な空に際立つ。その梢に白いちぎれ雲が掠めて流れていた。どちらが花か、はたまた雲か。

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鉄道唱歌はめざましい進展を遂げた日本の鉄道を讃えるだけでなく、実際に汽車で日本全国を旅した明治時代の文学者大和田建樹の見聞録である」と案内板にある。またこの碑は昭和32年10月4日の鉄道記念日開通85周年記念日にここJR新橋駅に建立され、横の車輪はSL最後の昭和50年まで重用されたC−58蒸気機関車の動輪。この機関車は昭和13年に誕生した中型客貨兼用車で10年間に427輌が製造されたとある。  少年期に鉄道マニアだった私にとって感慨深い碑である。建立は10月であるが、蒸気機関車の力強さが初夏という季節にふさわしいと思うのである。

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まったく「いつの間に?」である。梅の実はその葉とまったく同色で、ある日発見するまでほとんど気がつかない。葉の茂りの中に丸々と太って、やがて熟すと黄色になる。青いうちに採って梅酒にしたり梅干にしたりと利用価値は高い。俳句では写真のようにまだ青いうちを「青梅」といい、熟して黄色を帯びてくる頃の実が「実梅」であり、この期間が日本列島の梅雨の時期である。

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「駆込み寺・縁切り寺と呼ばれる鎌倉臨済宗円覚寺派の東慶寺。今で言うDV(ドメスティック・バイオレンス=家庭内暴力)などで耐え切れなくなった女性が駆け込んだ。女性の方から離婚が言えなかった時代にこの寺で修行して離縁できる権利を得た。  明治35年まで尼寺だったとある。境内に端正な花壇があり四季の花を楽しませてくれる。その花壇と書院を隔てる黒い塀があり、あたかも駆け込んだ女の情念さながらに女郎蜘蛛が獲物の懸かるのを待っていた。

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関東地方の梅雨明けが8月に入ってやっと宣言された。暦の上では早くも秋が立ってしまう。しかし夏の暑さはこれからが本番。今月号の写真と俳句は昨年青森県下北半島の恐山・尻屋崎・大間などを巡った折のもの。

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1998−1999「日本におけるフランス年」を記念して、仏パリ・セーヌ川・シーニュ島から東京・台場に移設された自由の女神像は一旦フランスに戻ったが、その後再建を望む声が高まり、オリジナル像の完全復刻像が2000年12月に除幕された。  因みに米国ニューヨーク市の像は建国100周年を祝して仏政府が贈ったもの。またその返礼としてパリ在住の米国人組織が仏革命100周年を記念して贈ったものがパリの自由の女神像である。作者はバルトルディ

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今、東京は船の旅が面白い。東京湾・船の科学館やお台場などを結ぶ隅田川と江戸川を発着する小さな旅だ。一番人気が日の出桟橋からお台場を15分程度で繋ぐ船旅である。特に夏場のそれは連日いろいろなイベントに乗じて大盛況であった。夏休みが過ぎ、秋風が吹くとさすがにデッキの海風は涼しさを増し、冬の気配となる。昔懐かしい蒸気船スタイルや、有名漫画家のデザインの未来型など様々な水上バスが小さな船旅を盛り上げてくれる。

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上野不忍池には実に多くの鳥がいる。渡り鳥もその種類の殆んどが飛来し、また帰って行く。その中で留鳥の鴨や鷺などは自分の餌場があるかのように器用に移動している。写真は、小鷺が水底の小魚を嘴を揺らしておびき寄せている景で、このあと何事もなかったようにすくっと立ち上がる。そして小魚が水面近くに上がってきたところを一瞬にして捕獲する。たいした知恵である。季語は水鳥。

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埼玉県秩父三社(秩父神社・三峰神社・宝登山神社)のうち、長瀞の宝登山(ほどさん)神社を訪れた。秩父鉄道・長瀞駅より参道を上がってゆくと正面に前社があるが、更にロープウエイを使い山頂の奥社へ。奥社は前社に比べて大変に質素で古めかしい。日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀り、山犬(狼)が守り神である。この時期蝋梅は早いが十一月桜などの冬桜がほろほろ咲いている。ソメイヨシノの様な派手さはないが、冬に咲く独特の種類である。