テーマ画像
月
俳句
写真

神田川は東京武蔵野市・井の頭公園を源流として途中善福寺川などと合流しながら御茶ノ水を経て隅田川へ全長24.6Kmの町なかを流れる川。一時は台風で絶えず洪水になるなど暴れ川だったが、環状7号線道路下に巨大な貯水池が完成した後は安全な川に。水質も格段に良くなり、上流から下流まで大きな鯉が無数に泳ぐ。最近は鮎の遡上も確認されている。「あらたま」は新年のこと。

月
俳句
写真

遠くの景色や空が一番美しく見える季節は冬。大気が良く晴れた群青の空を仰いでいると飛行機雲が一直線に描かれてゆく。カメラのファインダーを覗いていると、上空を飛ぶ一羽の鳥が入ってきた。タイミングを計りシャッターを切った。飛行機雲が鮮明に見える翌日の天候は雨と言われるが、東京地方は終日大雨だった。「寒禽」は冬の鳥の総称。

月
俳句
写真

平成20年の東京地方は立春をはさんで数度の降雪があり、僅かだが積雪を記録した。雪国ではなんでもないような僅かの積雪も東京ではその都市機能が麻痺してしまう。さて、風雨が続いたり降雪の後は大気がすっかり清められ見通しが良い。撮影の日は一日中良く晴れ渡り、夕方まではっきりと富士山が見て取れた。(50日間入院先だった東京・世田谷の某病院5Fより)

月
俳句
写真

俳句で花といえば桜を指す。掲句のように「花の雨」は桜が咲く時期の雨であり、「花の坂」は桜が咲いている坂道で、「花人」は花見をしている人と捉えてよい。

上野から鶯谷へ花の坂

知事選の投票終えて花人に

月
俳句
写真

この一湾は東京湾のことで、隅田川など荒川水系と江戸川など利根川水系を集め、浦賀水道を経て太平洋へと続く。「花茨」はバラ科の低木で野茨の花のこと。山野や川辺など何処でも見られる。田植えが始まる頃に可憐な小花が良い香りを発散させる。バラの一種なので棘があり結構鋭い。(初夏 お台場にて)

月
俳句
写真

蔦は紅葉が美しいので季語は秋。しかし新緑の若々しい色合いも捨てがたい。この頃の季語が青蔦である。英語名はアイビーで、米国東部の名門大学の連盟をアイビーリーグというのも知られている。大学の古い校舎は相当大きな建造物であるのだから、このように繁茂すると想像を絶するような光景となるに違いない。

月
俳句
写真

ある年、酒場の路地にふらりと入ってきた風鈴屋から買った風鈴。それを毎年夏になると我が家の小庭の枝に下げて涼感を楽しんでいるのだが、それにしても最近はその姿をあまり見かけなくなった。風鈴には鉄製、陶器製、ガラス製、貝製などがあるが、鉄製では南部風鈴、ガラス製では江戸風鈴が有名。蒸し暑い夏の夜に涼しげな音色を楽しむのは日本人だけかもしれない。

月
俳句
写真

夏の高地で甲高く鳴く声が「特許許可局」とか「てっぺん駆けたか」と聞こえるホトトギスはウグイスなどの巣に卵を産み育てさせる、いわゆる託卵の習性を持つ渡り鳥である。噴火で流れ出た溶岩の原で、ゆく夏を謳歌しているホトトギスを詠んだ句。

月
俳句
写真

平成16年と12年、父と母は4年をあけて同じ8月にこの世を去った。この間もおよそ1週間であり、先に逝った母が父を待ちわびたようでもあった。振り返ればふたりの葬儀の日は大変暑く、それだけに蝉の鳴き声もまた一段と高かった記憶がある。季語=蝉時雨は単独で鳴いている蝉ではなく複数で時雨れるように鳴く様子。

月
俳句
写真

「汽笛一声新橋を・・・」と鉄道唱歌に親しんだ人はすっかり老齢になったか亡くなっている。日本初の鉄道開業は新橋・横浜間であった。その駅舎が当時の位置(汐留)に再現されている。私は当時まだ生まれていないので利用したことはないが、再現のこの場に立ったとき、いつの間にかこおろぎが鳴き始め、そのけなげな鳴き声に郷愁を覚えたのである。季語=ちちろ(こおろぎ)。

月
俳句
写真

酉の市は11月の酉の日に東京・浅草の鷲(おおとり)神社をはじめとする各所で開かれる。私が毎年訪れるのは新宿の花園神社で、ここには昔懐かしい見世物小屋が建ち独特の呼び込みが楽しい。「大イタチ」は血が付いた大きな板であったり、「蛇女」は半分死んだような青大将に歯を当てて大げさな動作をしたりとほとんどはユーモアの世界である。酉の日が3回あれば三の酉まである。今年が当てはまる。

月
俳句
写真
月
俳句
写真
月
俳句
写真

井の頭公園は東京の桜の名所として有名だが紅葉の時期も捨てがたい。私が訪れたのは初冬の時雨(しぐれ)の中だった。掲句の池は「井の頭池」でありその命名者は三代将軍徳川家光と伝えられ「上水道の水源」の意味を持ち神田川となり「良い水」なのでお茶に適した。お茶の水の地名もここからきている。季語は鳰(にお・かいつぶり)。