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手水とは手や顔を洗うことであり、その場所を手水舎(ちょうずや)、御手洗(みたらし)などと言う。御手洗の文字で分かるようにトイレの意味もある。また初手水は元々は元日に汲んだ最初の水で手や口を洗い清めることであり、そのあとに神仏を拝む。現在は初詣の際に神域に入る前に行うのが初手水である。伊豆修善寺にある修禅寺の手水は温泉水で温かかった記憶がある。

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一年に4回ある節分は、本来季節の境であり今は立春の前日を言う。「福は内、鬼は外」と声を上げ悪疫退散、福を呼ぶ追儺(ついな)が行われる。寺社では有名人を招いて行事を盛り上げる。中でも力士が撒く追儺豆は縁起が良いとされ豪快。写真は新宿花園神社での一コマ。振り込め詐欺犯を鬼に見立て、警視庁のマスコット・ピーポ君家族が鬼を退散させた。季語の「追儺」は節分と同じ。立春の前日なので冬。

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過日伊豆稲取温泉へ出掛けたが、丁度吊るし雛祭りの最中だった。当地は江戸時代後期から吊るし雛発祥の地として伝わっているとのこと。裕福でない家庭がお雛様の代わりに手作りの人形などを天井から吊るして飾った。人形のほかに動物、魚、野菜など多種多彩なものがあり、きらびやかな色使いで楽しい。一時廃れていたが、地元婦人会が平成5〜6年にかけて復刻したとある。ホテルや民家などで展示されている。

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都内の桜の名所のひとつに皇居北の丸公園・千鳥ケ淵一帯が挙げられるが、隣接する靖国神社も人気度が高い。国家のために殉職した人の霊を祀っている神社として有名だが、第二次世界大戦のA級戦犯合祀問題で揺れている。また桜の開花を決定付ける標本木が境内にあり、ニュースでお馴染みである。花見の時期になると軍服を着た人がラッパを鳴らしたり軍歌を歌ったりと、故人を偲ぶ一団が現れて目を引く。

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水郷は利根川下流域の潮来、佐原など茨城、千葉に跨る水辺の地域。利根川から取水した用水路が多数あり、いずれもその親水性は極めて高く、農業漁業をはじめ観光などが成り立っている。佐原側の小野川には舟の発着場や生活用の洗い場など小江戸風情を残す名所になっている。測量の伊能忠敬は当地出身。写真は、年中白鳥が棲みつく潮来側の北浦湖。風力の灌漑用水汲み上げ機が異彩である。

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蜘蛛が掛けた巣を俳句では「囲」と言うが、空中に構える様よりも、写真のように植物の葉を網状に囲っているように張られているのを見れば納得がいく。獲物を捕らえる蜘蛛は何故自分自身は網に引っ付かないのだろうとか、雨粒や露などはさっさと流して獲物を待った方が合理的だとか考えてしまうが、どうやら縦糸と横糸の関係であるということだ。因みに蜘蛛は昆虫ではなくサソリの仲間らしい。

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「社長の一句」として始まったこのコーナーは先月号で4年目に突入した。今年から「会長の一句」として継続中だが好評であることを願う。TMXの職場的には前線を離れたが、新宿河田町からお台場に移転したフジテレビには建設中から足を運んだ。その社屋の目の前によく整備されたお台場の渚があり、仕事の合間の散歩でよく写真を撮ったりしていた。今では過去を懐かしむ場所のひとつとなってしまった。

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町の小さな弁天堂の縁側に意味ありげな麦藁帽子が供えられていた。お盆に載せられたペットボトルには子供用の麦藁帽がかぶされ、その向こうにはビールジョッキと大人用の湯呑み茶碗がある。観察を続けると日によっては多少位置がずれていたり水が新しくなっていたりする。交通事故か病気で子供を亡くした父親の哀悼なのか。私が子供の頃に遊び親しんだ町内の小さな弁天様に今も詣でる人がいたのだ。

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年々暑さが募る日本。今年はことに暑い!南国沖縄ならいざ知らず、埼玉県熊谷市、岐阜県多治見市、東京都練馬区などが日本の暑さの目安となってきた。気象学的にはペルー沖のラ・ニーニャ現象とやらワケの分からぬ異常気象であるらしいが、エル・ニーニョ現象(世界各地に高温・低温・多雨・旱魃をもたらす)の逆の現象らしい。いずれにしても四季が魅力の日本が今後熱帯化してしまうのか心配だ。

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香りの高い樹木の花で知られる木犀には金木犀、銀木犀、薄黄木犀等があり、その花の色具合で見分けがつく。また木の幹が動物の犀(さい)の皮に似ているのでその名がある。十月に入るとどこからともなくその芳香を漂わすが庭木や垣にたわわにつけた花は小さめ。木犀の木質は細かく、家具や算盤の珠として使われる。

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新宿歌舞伎町のゴールデン街は最近ミシェランガイドにも紹介され、外国観光客の姿が目に付くようになった。一時代前はいわゆる社会派の言論人といわれる客の出入りで賑わったが、今では若い経営者が増え、以前より街全体が明るくなったような気がする。そんな酒場の路地の昼は閑散として夜の喧騒は想像できない。小春日といってもビルに取り囲まれた一帯に太陽が降り注ぐことは滅多にはない。

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我が社のホームページで写真俳句を続けてきたが、このたびおよそ18年間の集大成として初句集が出版の運びとなった。この句集には写真はないが、内容について分かり易くいえば、過去の様々な興味、発見、驚き、学習を繰り返してきた自分史である。有季定型(季語があり、五七五の律を持つ詩句)の伝統的な俳句作りを基本としているが、特に自分を取り巻く自然や人間模様を、現代風にアレンジし、自分らしい表現ができたのではないかと自負している。句集名は「家路」で「文學の森」社より本年12月18日出版。